世界の女性議員の比率のデータでVizを作成してみた
世界の女性議員の比率のデータを使ってVizを作成しました。
<データ引用元>
今回はMakeover Mondayのデータを活用しました。
Tableauの練習になるデータを見つけるのが少し苦戦しましたが、
世界中のTableauユーザーの方が作ったVizを見るのは勉強になりました!
1.作成したViz
https://public.tableau.com/app/profile/kaoru.kishiue/viz/FEMALEPOLITICALREPRESENTATION/10#1
■工夫したところ
・世界地図とページ機能を使って推移が表示されるようにした。
・ハイライト表を使って国ごと、年ごと推移がわかるようにした。
・2019年女性比率TOP10の国が10年ごとにどのように推移しているかわかるようにし、ツールヒントにランキングが表示されるようにした。
■備忘録
・ページに入れる項目は「不連続」でなければならない。
・2019年、2009年、1999年だけの数値を比較したいとき、フィルターで選択してもよいが今回は以下の計算フィルターを使用した。
DATEDIFF('year',[Year],TODAY())=3
or DATEDIFF('year',[Year],TODAY())=13
or DATEDIFF('year',[Year],TODAY())=23
・TOP10でセットやグループを作成してしまうと、ランキングがそのセット内のランキングだけになってしまうのでTOP10以外の「非表示」にする。
2.気づき
・1997年と2019年の世界地図を比較すると、アフリカ南東部の国が著しく比率が伸びている。
・日本は1997年4.6%→2019年10.1%と世界的に見ても低い水準。
・2019年のTOP10を見るとスウェーデンやフィンランドは過去から高い比率を維持していたが、ルワンダやボリビアなど急激に比率が上がっている国がある。
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なぜルワンダやボリビアで急激に女性議員の比率が伸びているのか調べてみると日本では採用されていない「クオータ制」という制度がありました!
クオータ制はノルウェー発祥の制度で、政治では議員、企業では役員などで、女性の割合が一定になるようにする制度のことです。
ルワンダでは憲法で国の「指導的機関の地位のうち少なくとも30%を女性が占めるものとする」と規定され、急激に女性の議席率が伸びたそうです。
議席数に対して女性の比率を定めている国以外にも候補者数に対して一定の基準を定めている国や、
憲法で規定していなくても政党が独自で党内の女性議員の比率を定めている国がありました。
私は(一応)法学部出身なのですが、恥ずかしながらこのような制度があることを知りませんでした。
日本は先進国の中でも男女格差が大きい国だとよく言われていて、男女格差を測るジェンダーギャップ指数はG7の中でも最下位です。(2021年3月の発表では153か国中120位。G7に限定しなくても低すぎる順位ですね。)
このような状況を改善するためにも、日本の現状をきちんと理解すること、男女平等が実現している国ではどのような制度を導入しているのか知ることが大切だと思いました。
今回のViz作成では
データを見て、なんでだろう?と考えたり調べることで新しい気づきを得ることができる良い体験ができました。